~宿命~
安居の母:「貴方はよくしてくれたわ。だからこそ貴方をこれ以上苦しめたくないの。」
明隆:「俺は…俺はそれでも帰りません。傷ついても一生思い出されなくてもいい。ただ、サヨナラを言いたい。面と向かって…。」
安居の母:「…貴方がそれを望むなら私は何も言わない。」
明隆:「ありがとうございます。わがまま言ってすみません。」
安居の母:「気をしっかりね。さぁ、お互い泣くのはやめましょう。」
明隆:「はい…。」

とても辛かった。
これは夢で目を覚ませば安居に会える。
そう思いたかった。
しかし、現実を受け入れなければいけない。
約束したんだ。
安居の母と安居 朋香に。


そして遂に別れの時がやってきた。
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