君色チューリップ
「愛美!!」
涙を流しながら、お母さんとお父さんが私の名前を呼ぶ。
「愛美・・心配したんだからね・・」
隣ではひっくひっくと泣いている結愛の姿もあった。
「愛美・・大丈夫・・・なの?」
「平気平気ー!」
結愛の前で私は必死に笑顔になる。
翌日
なぜ倒れたのか検査をした。
結果に私たちは泣いた。
もう人生終わったのと同じだ。
ふっと笑いながら涙をぐっと我慢した。
だけどその涙は抑え切れなくて・・・
ひとつ、ふたつ、と、頬を通過していく。
神様、私何か悪いことしたのかな・・・
もっともっと楽しいことしたかったな・・・
結愛とばかして彼氏つくってらぶらぶして・・・。
やりたいこと、たくさんあったよ。