約束~幸せのクローバー


頼まれた事をやり終えて先生に声をかけた。



「先生、終わったから帰ります」



「分かった」



先生は今度は振り向いて返事をしてくれた。



「あっ!大崎―…」


出入口まで行ったとき呼び止められた。


「明日から補習に来いよ」



「補習はもう無しなんじゃ――…」



「やめるなんて一言も言ってないぞ!」



「だって先輩達は?」



「多分、昨日のような事はないから安心して来いよ。
明日から、また楽しくなりそうだなぁ~」



先生は悪魔な微笑みを浮かべて私を見た。



ヒィッ!!
その顔とっても恐いです。



うっ…悪寒が……。

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