Green meat roll[短編]
ようやく書き終わった。

この沈黙を抜け出したくて、



田処くんにノートを返そうと向かう。

「ありがとう…」

「どういたしまして」

せかせかと扉へ向かう。



「空美」

まだその言葉にビビっとくる。

「何?」

「また明日!」

さっきのことが何もなかったかのように


白い歯見せてにかっと笑う。

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