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 「セックスの何がいけないのよ」
 先生は怒りの言霊を放った。それが本心であり、その本心さ故に彼女は幼稚園を去った。
 気づけばマナは園長先生のお力添えの元、空きのある孤児院で引き取ってもらい、中学までそこで暮らした。高校からは通信制の学校に通い、昼間はアルバイトに明け暮れる日々を過ごした。
 人生、って疲れる。梨花は常々思う。
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