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 梨花は絹枝を確認した。ニタニタと笑みを浮かべている。絹枝と目が合った。わたしにも水鉄砲が発射される、彼女はそう思ったに違いない。だが、梨花は発射しなかった。もう終点だ。それに、
「梨花!」
 彼女は声がする方向を見た。荷物を抱えた乗客を掻き分けている人物がいる。そう、わわかっている。マモルだ。
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