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 「梨花に言われたんだ。『お母さんを変えるには、まず自分達の意志を見せなきゃいけないと思うの』って」
 マモルは言った。
「いい言葉だ」
 とリクルートカット。そして彼は、「じゃあな」と言って五号車の方に戻っていった。マモルの後方から鳩のように小振りな目をした女性が乗客を掻き分け、こちらに侵入してきる。
「ここに、比較的短い髪の男の人、滞在してなかった?」
 鳩の目は言った。
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