ノスタルジア
だって、もうここ以外にありえない。
そう思うのと同時に。
じゃあ、ここに居なかったら?
という不安が、思い浮かぶ。
だけど、今はそんなことを悠長に考えている暇もなく。
不安で……ただ彼に会いたくて。
そういえば一度、彼が寝言で言った"アヤノ"のことを聞いたとき。
彼は見たことのない剣幕で、この部屋に入ったのかと尋ねた時があった。
そのことを思い出す。
もしかしたら、この部屋には。
その"アヤノ"に関する何かがあるのだろうか?
だとしたら……。