ノスタルジア






来世ではきっと貴方は私を覚えていないでしょう。





自分さえ知らないのだから。





それでも……それでもいい。







貴方の幸せを願えることが、私の幸せだと。














"良かろう。その願い聞き入れる"







それは自分の来世を犠牲に仔猫が望んだ、愛しい人の幸せ。







"ありがとう"










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