不機嫌honey
やっと今日の仕事が終わり、空港近くのホテルで爆睡。



次の日は俺が起きると全員揃ってた。



結構眠れて満足な俺。



飛行機で向かった地方の野外ライブは、他のバンドも参加する、毎年恒例のもの。



「ラッシュさん、ご無沙汰っス」

「おぉ、久しぶり」

「今年も参加していただいちゃって、本当に感謝っスよ」

「コレがねぇと夏って感じしねぇからな」

「それにしても最近売れまくりじゃないスか~」



主催してるのは1つ年下の歌手。



それなりに仲がよくて、たまに遊んだりもする。



ワイワイ楽しくやるのがこの2日間で。



シュリ、呼んでやればよかったな…。



ライブはもうしばらくやんねぇし…。



待ち時間に電話をかけた。



「何!?」

「仕事中か?」

「今月の仕事は終わった!!」

「ならヒマだろ?今から新幹線か飛行機でここに来れねぇ?」

「あたしが?わざわざ足を運ぶの?そんなに会いたいの?」

「あぁ~…うん…」



めんどくせぇ…。



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