不機嫌honey
めんどくせぇ…。



何で俺が機嫌取りなんかしなきゃならない…。



「シャワー浴びてくっから…。先に寝とけ…」

「一緒!?」

「お前端っこ!!わかったか!!」

「うん!!」



一気に笑顔になったシュリは、パタパタスリッパを鳴らして俺の部屋へ。



笑ってりゃカワイイのに。



どんな育ち方すりゃああんなにワガママになるんだよ…。



俺だってワガママだけど、アイツ程イカレてねぇよ…。



ため息を着いてからシャワーを浴びて、シュリが眠るベッドに潜り込む。



「澪王ポカポカ~」

「触んな!!」

「なんで?あたしに欲情するから?」

「しねぇよ…」

「ねぇねぇ、噛みついていい?」

「は…?」

「ガブーってやりたい」

「うっせぇ。さっさと寝ねぇと追い出すからな」

「ケチ、ハゲ、ボケ」



そのままシカトしてたらいつの間にか夢の中。



シュリが隣に寝てるからなのか、すげー美人な女との濃厚でイヤらしい夢を見た。



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