不機嫌honey
食ったら風呂に入って、明日からの準備。



早く寝ようと、早々にベッドの中。



ノックもナシに開いたドアからは、枕を抱えたシュリ。



「俺が裸だったらどうするつもりだ…」

「ラッキーだね」

「俺のベッドで勝手に寝るな」

「明日からいないんでしょ?ヤだもん…」

「仕事だ」

「わかってるけど…ヤだもん…」



そう言いながら俺の布団に潜り込むシュリ。



俺をなんだと思ってんだか…。



そんなに大人じゃねぇっつーの。



「お前さ、何されても文句言えねぇって、わかってやってる?」

「何かしてくれるの!?」

「しねぇよ、バカ」



聞いた俺が間違い。



アホなシュリには常識が通用しない。



「もう諦めた」

「よかった」



勝手に寝たらいい。



俺はシュリの誘惑になんか負けねぇし。



リビングの方で物音が聞こえ、ユウリの帰宅を確認してから眠りについた。



やっぱりシュリと寝ると、おかしな夢を見る。



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