不機嫌honey
俺は誰にも何も言われたくない。



やりたいようにやるのが俺。



ダイエットはするけど…。



そんな日々の中、明日から地方に行くって時。



早めに帰ったらシュリが俺に飛びついてきた。



「んなぁ!?」

「おかえりっ!!」



満面の笑み…。



コレはなんだ?



てっきりキレてるかと思ってた…。



とりあえず引きはがす。



「ユウリはどうした?」

「デートだよ。ご飯食べてくるって、さっき電話来た」

「お前のメシは?」

「んなもんねぇよ」



ユウリはあんなに器用なのに…。



シュリ、料理は作れねぇのか…。



「仕方ねぇ、なんか作るか…」

「澪王が作る!?やったぁ~!!」



喜んでる…。



掴めねぇ…。



シュリのご気分スイッチがどこにあんのか、さっぱりわからねぇ…。



冷蔵庫にあったものでメシを作った。



簡単なパスタ。



「澪王のご飯~!!ご飯ご飯~!!」

「騒ぐな、ガキ」

「うまぁい。天才だね、澪王」



そうやってっとカワイイのに…。



< 68 / 465 >

この作品をシェア

pagetop