不機嫌honey
エロい夢を見て、目覚めてからガッカリ。



また抱きしめて寝てる俺に。



今回はシュリの腕が俺に回ってて、なぜか俺は大事そうにシュリを抱きしめてる。



なんだか変な気分…。



めちゃくちゃムラムラする…。



「シュリ、腕離せ…」

「ヤダぁ~…」



カワイイと思う。



寝起きでこのキレイさってのは軽く罪…。



なんなんだよ、マジで。



まだ頭がハッキリしないのか、なんかどうでも良くなってきて。



『本能に従っちゃえば?』



ユウリがそう耳打ちした気がして。



頭を撫でて、うっすら開いた目にキスして。



「えっ…?」

「お前が悪い…」

「ちょっ、澪王っ」



寝起きでしたキスは、まさに本能のまま。



無抵抗だったシュリが俺の首に腕を回して来て。



「俺、なにしたっ!?」

「…………」

「わりぃ、寝ぼけた!!なかったことにしろ!!」

「それは…さすがにキツい…」



朝から泣かせた日、キスを曖昧にしたまま俺は仕事に行った。



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