不機嫌honey
警戒心の強いユウリが付き合ったこと事態不思議だったけど。



きっと、悪いコじゃないんだろうな。



「リンリン、明日休みだから今日泊まる?」

「いいんですか!?」

「あたしと寝る?」

「楽しそう!!」



そう言ったら、ユウリがムッとした。



ユウリ、ヤキモチ焼いてる~。



「お泊まりなんかまだ早いでしょ」

「シュリ先輩と寝ますよ?」

「彼氏差し置いて?」

「ダメ…ですよね?」

「僕、立場ってもん、ないよね」

「わかりました…。今日はおとなしく帰ります…」



つまんないの~。



澪王がいないからヒマだし。



ユウリがリンリンを送って、プリン片手に帰ってきた。



「泊めてあげたらよかったじゃん。なんか厳しいね」

「そりゃあ見極め期間だしね」

「見極め?」

「今はセリちゃんを観察中。僕の何が好きなのかなってね」



そう言ってプリンをくれた。



よくわかんない。



「信用してないの?」

「そうかもね」

「ちゅーした?」

「してないよ」

「手は繋いだ?」

「繋いでない」

「つまんねぇ男だな」

「うるさいよ…」



つまらない。



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