BLACK or WHITE


「え?」


私の言葉に、黒田君は目を丸くした。
そうして、


「うわ、直球ですね」


と、口の中で呟く。
そんな彼を、私はじっと見据えた。


「確かに、この仕事は、同じような仕事の繰り返しかもしれない。だけど、それを、やる気が出ないという言い訳に使うのは、許せない」


「…許せない、ですか?」


「えぇ。どんな仕事も、多かれ少なかれ、ルーティンワークの側面がある。それが仕事の本質なんだと、私は思うわ。それを、言い訳にするぐらいなら、仕事なんて辞めてしまえばいい」

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