BLACK or WHITE



喋りながらでも、パフェは順調に減っていく。

甘そうなアイスや生クリームを、じっと見つめていたことに気付いて、私は目をそらした。


「進歩、ねぇ」


窓の外を何とはなしに見ながら、彼の言葉を反芻する。


以前のように、甘いものを見ているだけで気持ち悪くなるということはないけど、おいしそうとは思えない。

彼のように、甘いものに慣れた、進歩したなどとは到底言えない。


< 20 / 114 >

この作品をシェア

pagetop