BLACK or WHITE


パフェを平らげて、満足気な表情の彼が、私を見て、首を傾げる。


「あれ、何か不機嫌?」


「そんなことない」


「いや、そんな顔で否定されても」


とっさに返した声は、不機嫌さが丸出しだったし、彼の言う通り、仏頂面になっているのも自分でわかった。


「…大した理由じゃないから」


こんな小さなことで、すぐ不機嫌になる自分が嫌だし、こんな理由を知られるのも嫌だった。


< 22 / 114 >

この作品をシェア

pagetop