私と彼の千日間戦争
とりあえずご飯は美味しいから、さっさと食べて帰るに限る。頭を切り替え目の前の食事にとりかかる。

両親達はまだ何か話していたが重音と十夜は黙々とご飯を食べ続けた。他にする事もないし。

いつまでたっても話すどころか視線さえ合わそうとしない二人に痺れをきらしたのか十夜の母が笑顔でお見合いの定番のセリフを持ち出した。

「二人とも緊張しているのかしら?ここはとってもお庭が綺麗だから二人で見てらっしゃいな。」

と。
< 3 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop