爆走★love boy3
そんな私の頭を樹先輩は撫でて「可愛いー…」と、小さな声でつぶやいた。


か、かわいくなんかない!


そう否定しようと思った瞬間、私の唇に樹先輩の唇が重なっていた。


柔らかな感覚。


少し濡れて、妖艶な輝きを放つ。


ポーッとしていると先輩の体がスッと私から離れ、「ほら、もう晩飯だぞ」と、言われた。


えぇ?


もうちょっとイチャイチャしたかったのに。
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