私が王子様の婚約者!?
榊原家のみなさんは美形なかたばかりで…
ビックリしました…

「紗枝、悠真先輩と麻梨先輩の子供の婚約者になったのねー」

え、なになに

お母さんはこのお二方とお知り合いなわけ?

「なに驚いてるのよ、私も隼斗(はやと)も桜花出身なの忘れたの?」

あ、隼人って私のお父さんです。

いや、それはもちろん存じ上げておりますが…

「なに?悠真先輩と麻梨先輩がきれいすぎるから、わたしより年上にみえないって?」

ぎくっ!そ、その通りでございます…お母様…

「紗枝、あとで覚えときなさいよ…」

ほんとお母さんにはかなわない。口に出してないことまで見破られてるんだもん…

「紗枝ちゃん、このバカ息子が勝手に決めてごめんね。紗枝ちゃんさえよければこいつの婚約者になってくれないかしら?」
と麻梨さん。
「…少しかんがえさせてください。」
さすがに、今はきめられないよ…

「それはもちろんよ。急いで結論出さなくていいからね。」
麻梨さんにそういってもらえてよかった…

「今後の人生に関わるからよーく考えてね。嫌だったらほんとに断っていいからねー」
麻紀さん…

「麻梨や麻紀のいうとおりだよ。人生を決めるからね。私たちに遠慮しないで、嫌ならほんとに断って構わないからね。」
最後に悠真さんがそういってくれた。

「みなさん、ありがとうございます。…私に3日ください。3日したら答えを出しますのでまたうちにきていただけますか?」


みなさんはそれを了承してくれた。

わたしは、どうしよう…
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