私が王子様の婚約者!?
しばらくして、真田雪斗先輩がうちにやってきた。

「雪斗!」

「なんだよ、悠翔の婚約うまくいかなかったのか?」

「お久しぶりです。雪斗先輩。」

「お、優枝じゃん。久しぶりだな。」

そっか、お姉ちゃんは1年から生徒会に入ってたから、麻紀先輩の婚約者なら知ってるよね。

「雪斗、悠翔の婚約者が決まったのよ。」

「ほんとか?まさか優枝とか言わないよな…」

「違いますよ、先輩。私じゃなくて、私の妹ですよ。榊原くんとタメの。」
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