False Love





もものマンションの下すぐに
公園がある。




そこのベンチに
暗いからよく見えへんけど
2つ影あるし女の子の声もする。





よかった。
まだ喋ってただけか…帰ろ。








「どーなん?白川くんとは」




え?
何か俺の名前聞こえたよな。
白川くんって呼ぶってことは
友達?同級生?
イコール俺も同級生やんな。





自分の名前に反応して
足を止めて話を聞いてしまった。




盗み聞き、ごめんなさい。








と思いつつばっちり
身をひそめてる俺は
あほやと思う。







< 26 / 40 >

この作品をシェア

pagetop