False Love
もものマンションの下すぐに
公園がある。
そこのベンチに
暗いからよく見えへんけど
2つ影あるし女の子の声もする。
よかった。
まだ喋ってただけか…帰ろ。
「どーなん?白川くんとは」
え?
何か俺の名前聞こえたよな。
白川くんって呼ぶってことは
友達?同級生?
イコール俺も同級生やんな。
自分の名前に反応して
足を止めて話を聞いてしまった。
盗み聞き、ごめんなさい。
と思いつつばっちり
身をひそめてる俺は
あほやと思う。