False Love
「かずくん、凄い優しいよ。
大事にしてくれてるし」
「好きになれたん?」
は?好きになれた?
どういうこと?
「そりゃ最初は
そうまくんのことが好きで
かずくんのこと…「もも?」
「え…っ、ぁ、かずくん…」
気づいたらももの前に行ってた。
俺の頭は真っ白やった。
「・・・どういうこと?」
「白川くん、ごめっ、私
帰る…わ。もも、ごめん」
ももの隣でしゃべってた人。
顔みたら思い出した。
確か橘さん。
ももと高校のとき
遊んでたのみたことある。
黙って下向いてるももをおいて
橘さんは逃げるように立ち去った