お嬢様になりました。《番外編》
隆輝がバスルームまで案内してくれた。


一人の空間になり、ドッと力が抜けた。


バスルームには女性用の洋服と下着が置いてあった。


用意してくれたんだ……。


早くシャワー浴びてスッキリしよう。


鏡を見ると首元に光るネックレス。


ハートにはアクセントにダイアがついている。


嬉しい気持ちを胸に、私は少し熱めのシャワーを浴びた。


お湯を浴びるにつれ、頭が冴えてくる。


昨日は流れに身を任せるというか、感情のままというか、何も考えずに行動しちゃったから、一番肝心な事を聞けてない。


橘さんと隆輝の関係。


聞くのが怖い。


でも、目を逸らしたままも出来ない。


昨日の隆輝が嘘の姿とは思えないけど、もしも橘さんが本命だって言われたら?


私はただ単に身体だけの関係って言われたら?


そんな事言われたら私……。



「泣いちゃいそう……」



それでも、また振り向いてもらえるように頑張ろう。


お風呂で気合を入れ、私はせっせと身体、頭、顔を洗った。





< 78 / 83 >

この作品をシェア

pagetop