スイート・プロポーズ
気づかない内に、先程ついだばかりの泡盛も飲み干していた。
「お前が強いのは分かってるが、明日も仕事だからな」
「気をつけます」
とりあえず、お酒ではなく料理を味わおう。
円花はテーブルに並ぶ沖縄料理に、箸を伸ばした。
「ん〜・・・・・・!」
店を出て、円花は大きく伸びをする。
お酒も料理も美味しくて、お腹も満たされて、空には綺麗な月が輝いていて、文句なしだ。
「大丈夫か?」
「大丈夫ですよ、このくらい」
円花は後ろを歩く夏目を振り返り、笑ってみせる。
ホテルまで、大した距離ではない。
円花は夜風を浴びながら、揺れる髪を手で押さえる。
「波の音が聞こえますね」
「そうだな」