スイート・プロポーズ

昼食はおごってあげる、とも書かれていた。


「小宮、俺からも誕生日プレゼントだ」

「・・・・・・なんですか、コレ?」


ドンッ、とデスクに置かれたのは、焼酎。


「見てわかるだろ? 焼酎、酒だ」

「いえ、私が言いたいのはそういう事ではなくてですね」


何故、誕生日プレゼントが焼酎なのか、ということだ。

お情け程度のリボンが、何となくプレゼント感を出している。


「酒なら、もらっても困らないだろ?」

「はぁ。・・・・・・一応、ありがとうございます」


とは言え、焼酎の瓶を持って帰るのかと思うと、少し憂鬱な気分になる。


「俺のオススメなんだ」


嬉しそうに語っているが、別に倉本が飲むわけじゃない。

円花は呆れながら、焼酎の瓶をデスクから下ろす。


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