スイート・プロポーズ
【おやすみなさい】
もっと可愛い文面にすれば良かっただろうか?
絵文字とか使うべきだっただろうか?
(・・・・・・そうじゃないわよね)
無理して変わるのは良くない。
円花は携帯をバッグに仕舞う。
「お風呂入ってあったまろう」
円花はエレベーターへ向かい、明日は部長と何を話そうか。
そんなことを考えていた。
―――・・・・・・。
上へ向かうエレベーターへ乗り込んだ円花は、思わず足を止めてしまった。
先客がいたのだ。
我社の専務で次期社長の―――御堂 史誓が。
「優志と付き合うことにしたんだって? おめでとう」
「・・・・・・ありがとうございます」
エレベーター内はふたりきり。
誰に聞かれる心配もないのだが・・・・・・。