ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
「も、もういきなり何なの!?マジで酸欠で死んじゃうかと思ったんだけどっ!!」


マユをつり上げ、プンスカと怒られた……が、生憎オレは魔界出身のヴァンパイア。


ゾンビだ何だと見慣れてるオレにとっては、全く効果の無い威嚇だった。


ってか逆にカワイくね?


アレ?オレここまでSだっけ?


まっ、どうでもいっか、そんな事。


「何だよ。だったらもう一生キスしないけど、それでもいいの?」


「えっ……」


極普通に尋ねると、葵の顔に焦りの色が浮かぶ。


オレはそのまま葵から離れようとしたのだが――――…


「ダ……」
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