小さな光 ~月と太陽~
久しぶりの海。


今日は泳ぐ事は出来ないが…
見て楽しむ事になった。


「じゃあ行くか」


「うん♪」



あたしたちはしっかり手を繋ぎあってチャペルを出た。


「しっかり渡せたみたいね」


ドアを開けたら目の前に3人の人がいた。

夏川さんと恵子さんと…知らない女の人。


「色々ありがとうございました」


藤が猫かぶり?

仕事関係の人かな?


「私から恵子さんや純君には今までの事を話しておいたから。
………それよりこの子が梓ちゃん?」


急にあたしの方に話が向けられ驚いた。


「ふーん、可愛い子ね。
指輪1つ持っていれば学校でも変な男が寄ってこないかもね」


「だといいんですけどね…

それより、あまり梓を見ないでください。
梓が怯えています」



藤は気が付いてくれた。

あの女の人に見られているのが少し怖くて、あたしは藤の手を強く握った。












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