6年間の夢
date.0503
世界は個性が強すぎた。私にはまぶしくて目が開けられないほど。
個性が強すぎて、一つの個性としてまとめられてしまう 。それが世の常識であり、言わば「普通の人」となるのだ。

「この中のどこに、私はいるでしょうか。」と聞いても 、きっと誰も答えられない。私も上手にその中に紛れているから。

ただ、個々それぞれが何を思っているかなんて、誰かが知ることなんてない。
私はそんな人の中でも、異常なほどに本音を内に秘め、 どれがほんとの自分かというのは自分ですら分からないくらいだ。

だが、ただ1人、それを知ってくれる存在がある
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