彼女志願!2nd
「こんな夜中に食べたら、太っちゃいますよね」
「またあとで運動します?」
何気なく、さらっと言われて吹き出しそうになった。
「穂積さん、それってなんだかオヤジっぽいです……」
「もうすぐ僕も三十ですからね」
クスクス笑いながら、パスタをきれいに口に運ぶ穂積さん。
まぁ、そうは言っても、穂積さんはきっとこうやって美しく年を重ねて、素敵なオジサマになるにきまってるけど。
穂積さんのそばにいたいな。ずっと、これからも……。
「そういえば――」
「はい?」
「あの企画、どこまで進みました?」