彼女志願!2nd

時間をかけ手を変え品を変え、何度も私をいたぶった後――
(彼からしたら、これは十分可愛がっている部類に入るらしい)


「俺の目が覚めるまで、このままで……離れてはだめですよ……」

と、ささやき、そのまま私を腕の中に閉じ込め、ストンと気を失うように眠ってしまった。


穂積さんの、えっち……。


息を整えながら、意地悪で、でも最高に甘い恋人を見上げる。


それからおでこを彼の裸の胸にそっとくっつけて、目を閉じた。



――――……



それから目を覚ました穂積さんはあわただしく朝食をとった後、また弾丸のようにマンションを飛び出していった。

今日も帰りが遅いとか。どうやら本当に忙しいみたい。


寂しいけど、いい加減私も本腰を入れて原稿書かないと……。






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