彼女志願!2nd

本当は声も出したくない。

声を出すと体中に振動が伝わって、どうしようもなく切なくなるから。

好きすぎて怖くなる。



全部穂積さんで埋め尽くされちゃったら、私どうなっちゃうんだろうって。

なのに穂積さんは、そんな私をもっと追い詰めようとするから……。



「あ、ほづみ、さ、やっ……」

「いやって言われると、興奮するんですよね」

「意地悪っ……」

「でも、好きでしょう?」

「ばかあっ……」



煽られて、のけぞる私をシーツに縫いとめるように、押し付ける穂積さんは、本当に意地悪。



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