彼女志願!2nd
もう、バカみたいに興奮しながら力強くうなずく私。
「へぇ……」
相瀬先生はなんだか楽しげに唇をほころばせながら、それから私のどうでもいいに違いない銀子への思いを聞いてくれた後、ふと腕時計に目を落として首を横に振った。
「ああ、ごめんね、もう少し話をしたかったけど、戻らなきゃ」
「あっ……すっ、すみません、お忙しいところっ……」
慌てて一歩後ずさる私。
恥ずかしい……つい興奮してしまったー!
けれど相瀬先生は、さすが大物作家らしく心が広いらしい。
「そんなことないよ。もっと話を聞いてみたかったけど、ちょっと気分転換に出てきただけで、本当は修羅場中だから。今頃チーフが目を白黒させてる気がする」
穏やかに微笑みつつ、肩をすくめた。