彼女志願!2nd
ぷるぷると首を横に振ると、
「先生もお待ちなので、どうぞこちらへ」
「はい」
並んでいる打ち合わせ室の一つへと招かれた。
打ち合わせ質は十畳ほどの広さで、長テーブルが向かいあうように四つ並び、椅子が置いてある。
「あ、鴻上さん、ごめんね、無理言って!」
立ち上がって私を迎えてくれたのは相瀬アユ先生だった。
相変わらず無精ひげを生やしていて、ワイルドで……男前だ。
憧れの漫画家先生を前にして、私はドギマギしながら
「いえ、そんなことないです。あの、これ」
腕に抱えていたバッグを差し出した。