彼女志願!2nd
いったいいつから見られていたんだろう。
一人の世界に浸っていたことに気付いて、頬が熱くなったと同時に、強烈に恥ずかしくなって、目をそらすようにうつむいてしまった。
そこにグッドタイミングでマルさんが飲み物を持って戻ってくる。
「すみません、遅くなっちゃってー」
「ああ、マル。ちょうど今彼女にノベライズのこと話したところだから。考えてくれるって」
「ああそうですか! よかったです。ただ……その、もしお受けいただける場合は、名前は申し訳ないのですが変名でお願いできますか?」
マルさんはちょっぴり申し訳なさそうな表情で、私の前にカップを置いた。
「はい、もちろんです」
こっくりとうなずく私。