彼女志願!2nd
「ふぅ……」
相瀬先生が一緒にいるというのに、エレベーターに乗り込んですぐ大きなため息をついてしまった。
どうやら緊張の糸が切れたみたいだ。
一階のボタンを押した後、そのままエレベーターの壁にもたれると、すぐにエレベーターは動き始めた。
「もしかして緊張してた?」
「あ、は、はい……すみません。とても緊張していました」
っていうか憧れの先生の、大好きな漫画のノベライズの話を頂戴したんだもの。
緊張しないはずない。
正直にうなずきつつ、頭を下げると、先生はくすりと笑いながら、
「――すぐに断られなかったということは、少しは期待していいのかな?」
壁に手をついて私の顔を覗き込んできた。