陽だまりに猫




「ちょっと、莉央!ここ外だから!」

『ね、怪我してない?痛いところは?』

「無視か!」

『あー、もう。びっくりしたよね
ごめんごめん』

「は な し て !」


精一杯の力で腕を前に突き出して
莉央から距離を取ろうとするけど。


『……負けるか』


なんて言いながらさっきよりも強い力で
ぎゅーっと私を抱き締めてきた。


なにこの男!!何と勝負してるの!?


「頭、悪いんじゃないの!」


こんなとこ誰かに見られでもしたら
恥ずかしくて恥ずかしくて死んでしまう!



< 40 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop