ガラスの靴をもう一度
そういえば、会社で私たちの関係が秘密って事は…。
「私と雅貴が結婚しない限り、ずっと秘密って事なのよね?」
「え?」
しまった!
私ってば、さりげなく核心に触れちゃった…。
“結婚”なんて言葉、怖くて使わない様にしてたのに。
一瞬驚いた雅貴は、すぐにいつもの笑顔になった。
「そうだな。そういう事になるかもな」
そして、今度は唇にキスをしてくれた。
唇を塞ぐ様に、強く激しいキスを…。