Kiss Kiss Kiss
夢中になってしまった私を
朝陽さんの笑い声が包む。


いろいろあってご飯食べそこなった。
それに朝陽さんのいない食事は
私にはどうでもいいものだったし…

「お腹すいてたから…
一気に食べちゃったけど……」

「いい食いつきだったよ。
おみやげ買ってきてよかったよ。」

「はずかしい~~
だってねホントに美味しかった!!!
冷えたスーパーの焼き鳥をチンするのとは
全然違うんだもん~~」

朝陽さんが近づいてきて
口の端をペロリと舐めった。

「やだ ついてたんですか?」

「うん 美味しかったよ。」

撃沈
大好きな人の前でとんだ失態

「可愛いよ。癒される……。」

そう言うと
唇に触れた。

少しお酒臭いけど…朝陽さんだから
それもまたいい……。

しばらく朝陽さんとのキスに酔いしれていた。



星が見てる……。

自慢してもいい?
とっても気持ちがいいキスなんだよ。

優しくて甘くて
じれったいほどにキュンキュンして


私は唇が離れるたびに

「朝陽さん 大好き……。」


って素直な気持ちが唇から洩れる。

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