初恋
side悼矢
「悼矢、おーっす」
「おー、はよ」
学校に着くと、
数人の奴が俺より先に来ていた。
その後からゾロゾロと他の奴もやってくる。
何か・・・こいつら、
今日早くねぇか・・・??
「お前ら今日早いじゃん」
「ん~・・・裕大が気になってよ。
・・・な?」
周りの皆は苦笑いしながら頷く。
結局、裕大は准に止められて
その後の部活はやらなかった。
というか、入ろうとしなかったの方が正しい。
誰が何言っても入ろうとしなかったし、
自分から入ろうともしなかった。
今日は・・・来んのかな、裕大の奴・・・
行かなかったら、逆に沙奈ちゃんが驚くよな。
来る前提で考えたとしても、
あいつがキャプテンの仕事をやるか、だ。
俺たちは、部室には入らず外で裕大が来るのを待つ。
門を見つめていると、裕大と准の姿が見えた。
いつも通りの裕大の仕草に、俺は一安心する。