初恋



side悼矢



「悼矢、おーっす」


「おー、はよ」




学校に着くと、

数人の奴が俺より先に来ていた。




その後からゾロゾロと他の奴もやってくる。








何か・・・こいつら、

今日早くねぇか・・・??








「お前ら今日早いじゃん」




「ん~・・・裕大が気になってよ。


・・・な?」




周りの皆は苦笑いしながら頷く。






結局、裕大は准に止められて

その後の部活はやらなかった。






というか、入ろうとしなかったの方が正しい。





誰が何言っても入ろうとしなかったし、

自分から入ろうともしなかった。









今日は・・・来んのかな、裕大の奴・・・





行かなかったら、逆に沙奈ちゃんが驚くよな。










来る前提で考えたとしても、


あいつがキャプテンの仕事をやるか、だ。







俺たちは、部室には入らず外で裕大が来るのを待つ。












門を見つめていると、裕大と准の姿が見えた。








いつも通りの裕大の仕草に、俺は一安心する。
< 142 / 364 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop