初恋
あたしが求めていることはそうじゃない。
何であたしは、北見くんにそのことを聞いたのか分からないけれど―
言ってくれるんじゃないかって、そう頭の中を過った。
「前、お前言ってたじゃん。自分はマネージャーやりたいって。」
「うん」
「それだけじゃ、何で駄目なの?
周りが必要としてくれなきゃ
何でお前はマネジをやろうって決断できねぇんだよ?」
少し前、お兄ちゃんと悼矢さんがマネージャーになってくれって言った日に、あたしは北見くんにマネージャーをやるといった。
今でもやりたいのには変わらない。
でも―
「北見くん・・・嫌でしょ?」
「何が?」
「マネージャーの仕事をするだけだったらいいけど、
他にも理由があるなんて・・・」
「・・・・」