初恋
好きな人が近くにいるからなんて理由ありえない。
だからあの時、
あたしは悼矢さんを諦めるってきめたの。
だけど、今日あって諦められないんじゃないかって
不安が募った。
諦められないのに、
マネージャーになったって、
周りに迷惑がかかる。
好きな人にはあれも、これもするけど、
他の人にはやらないなんてって思われたくないし、
そんなことしたくない。
「相沢」
「・・・」
「どんな理由でそう思ってるのか知らないけどさ、
下心ない奴なんていねぇと思うよ?」
「下、心?」
「“あわよくば”みたいな」
「え?」