深紅の瞳
――ぷっ!!

そんな様子をみていた男が、突然笑いだした。


『あーごめん。君があまりにも可愛くて』


男から発せられた、ほめ言葉とも嫌味ともとれる言葉に芽衣はさらに顔を熱くさせた。

男は立ち上がり煙草に火をつけ、芽衣の頭に手を乗せポンポンと撫でた。



『本当ごめん。からかってる訳じゃないんだ。
本当に君が可愛いとおもっ……

「そんなことより、“ソレ”どうしたんですか?」

……』
< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop