流れる星を見つけたら
「しゃちょぅー」
可愛らしい声と共に
ゴズロリお姉さんが厚底靴でスキップしながらやって来ると、社長が一歩後ろに下がる。

「お誘いありがとうございます」
お姉さん
つけまつげ増量した?
さっきより1割目がデカいよ。

マー君はもう一歩下がり
「誰っ?誰これ?誰?誰だ?」
焦って私に小声で聞いてくる。

ビビり過ぎだぞ。

「サンドイッチ占いのお姉さんでしょう」
気合入れて応え
その背中を押すと

「お昼は失礼したね。夜も一緒で嬉しいよ」と、やや引きつりながらも強気で返事。それを見てお姉さんはまたうっとり。

「さぁ行くぞ」
海賊王に俺はなる!
そんな雰囲気を出しながら
俺様マー君は先頭を歩き
ゴズロリお姉さんが頬を染めて一歩後ろを歩き、少し離れて私と邪悪刑事が歩く。

変な軍団。

てゆーか

変なメンバー。



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