「お似合いだと思うぜー。美男 美女 同士。」

「えっ、うち反対!!」

対称的な曽根倉君と葵ちゃん。

舞ちゃんは大人の笑みを浮かべるのみだ。

「何で あいつなのよ?」

「だって だって、しょうがないじゃん!!好きに なっちゃったんだもん!!」

私は柄に合わず、大きな声で叫んでしまう。

「何処が良いの?」

「解んない……見てるだけで、全部、良い……。」

「こりゃ、重傷だな。」

葵ちゃんの質問に答える私を見て、曽根倉君は苦笑した。

< 49 / 189 >

この作品をシェア

pagetop