My Sweet DRAGON
「恥ずかしいだろーが!デカい声でんなこと言ってんじゃねーよ!」



「でも、」



「でも、じゃねー!!ってか、アタシはイチゴは食わねーんだよ!!決めてんだよ!」



「えー。でも、今、旬だし絶対美味しいですよ?」



「旬……いやいや!でっ、でも…」



「俺、この前食べたんですけど、あまあまのジューシーで…いつの間にか1パック完食しちゃいました♪」



「あまあま…ジューシー……いやいやいや!でも…」



「だから、ね?」



「うっ…」



龍樹の誘惑に断固たる決意がグラリと揺らぎそうになったが、そこはグッと我慢だ。



イチゴは食わねー!絶対、食わねー!!



でもフルフルと首を振り、黙り込むアタシの様子から何かを察したのか、クスッと小さく笑みを浮かべた龍樹は、突然、アタシの両腕を掴み、クルッと向きを変えると、再び、今度はポンッと背中を押し、店内へと押しやってきて。



「ちょっ!」



「じゃあ、プリン!」



「へ?」



「抹茶プリン!一緒に食べましょ!」



キョトンとするアタシを見つめながらニンマリと満面の笑みを浮かべた。

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