幼なじみと一途な恋愛
「ほら、アンタ端寄って!」
「ちょっ……」
無理やり俺を座席の端に追いやると、お袋は寝ているまりあを起こさないように俺のそばに移動させた。
つーか、車走ってんのに何やってんだよ!
ちゃんと座ってろよ。
シートベルトはどうした!!
「ほら!アンタも足伸ばして座らないと、まりあちゃん横になれないでしょ!」
もういいや。
なんか疲れた。
俺は片方の靴を脱いで膝を立てるようにして座り、まりあの靴を脱がすと、
そこから俺の胸に寄りかからせるようにして座らせ、まりあの頭を自分の胸に倒した。
……すっげェ密着度。
「キャー!燈弥ってば大胆ー!!」
お前が無理矢理やらせたんだろうが!