幼なじみと一途な恋愛


「ほら、アンタ端寄って!」


「ちょっ……」



無理やり俺を座席の端に追いやると、お袋は寝ているまりあを起こさないように俺のそばに移動させた。



つーか、車走ってんのに何やってんだよ!

ちゃんと座ってろよ。
シートベルトはどうした!!



「ほら!アンタも足伸ばして座らないと、まりあちゃん横になれないでしょ!」




もういいや。

なんか疲れた。




俺は片方の靴を脱いで膝を立てるようにして座り、まりあの靴を脱がすと、



そこから俺の胸に寄りかからせるようにして座らせ、まりあの頭を自分の胸に倒した。



……すっげェ密着度。




「キャー!燈弥ってば大胆ー!!」



お前が無理矢理やらせたんだろうが!




< 162 / 255 >

この作品をシェア

pagetop