幼なじみと一途な恋愛
「それだけじゃない、あいつは人の女を取るのが趣味なんだよ!最低な奴だろ!」
……もう、ダメだ
「これで分かっただろ?お前は俺の女になればいいんだ…」
私は山里くんの頬を思いっきり叩いた
バッチーン!!
と、鈍い音が教室に響く
「「キャー!!」」
それを見ていた女子が悲鳴をあげた
「っ…私が何も知らない?…知ったかぶりしないでよ!!」
「まりあっ…」
愛羽が止めようと、私の腕を引っ張る
それでも、私の口は止まらない
「モテることをいいことに遊んでるのは山里くんの方じゃないの!?」
「なんだと!?」
「そうやって女の子の前ではいい顔して、本当は自分に惚れてる女の子を見ておもしろがってんでしょ!?」
そう言った時、頬に鈍くて重い痛みが走った
「っ…!」
殴られたんだ
山里くんに
周りが騒ぎ始めた
女子の悲鳴がさらに大きくなった